TRAVEL BAG GUIDE
高齢者との旅行バッグ、
大きさより扱いやすさで選ぶ。
本人が持つ物と、同行者が持つ物を先に分ける。軽さ、開けやすさ、両手が空くかを基準に、旅行バッグの選び方を整理します。
3つの役割から選ぶ
FIRST DECISION
誰が持つかを、先に決める。
バッグ選びで最初に決めるのは、容量ではありません。薬やスマホなど本人が使う物と、着替えや書類など同行者が管理する物を分けます。
本人用バッグを軽く保つと、移動中に手すりを使いやすく、荷物を探す時間も減らせます。
3 BAG ROLES
旅行バッグは、3つの役割で考える。
一つの大きなバッグに全部入れず、使う人と使う場面で分けます。
本人用の小型バッグ
薬・スマホ・ハンカチなど、すぐ使う物だけを持つ
- 向いている場面
- 自分で必要な物を出し入れしたい人
- 選ぶ基準
- 両手が空き、体に沿い、開口部が見やすい形
- 避けたい使い方
- 大きすぎる物、細い肩ひも、留め具が複雑な物
同行者用のサブバッグ
書類・薬の予備・飲み物をまとめて管理する
- 向いている場面
- 本人の荷物を家族が一部持つ旅行
- 選ぶ基準
- 中身を分けやすく、片手で開けられる形
- 避けたい使い方
- 深くて中身が見えない物、仕切りが細かすぎる物
軽量キャリーケース
着替えや宿泊用品を、主に同行者が運ぶ
- 向いている場面
- 駅・空港・宿で平らな移動が多い旅行
- 選ぶ基準
- 空の重さ、車輪の動き、持ち上げる場面で比較
- 避けたい使い方
- 本人が支え代わりに使うこと、階段の多い旅程
BEFORE BUYING
購入前に確認する6項目。
空の状態で軽い
収納量だけでなく、バッグ自体の重さを最初に確認する。
両手を空けられる
手すり、切符、スマホを使う場面で片手がふさがらない。
開口部が見やすい
口が大きく開き、中の物を立ったまま探しやすい。
留め具が扱いやすい
本人がファスナーやボタンを無理なく開閉できる。
肩ひもを調整できる
厚着でも薄着でも、体から離れすぎない長さにできる。
置き場所を決めやすい
車内や宿で見失いにくい色と形を選ぶ。
HOME TEST
荷物を入れた状態で、家の中を歩く。
- 01旅行で持つ予定の物を実際に入れる
- 02立ったまま薬とスマホを取り出す
- 03肩に掛けたまま手すりを握る
- 04上着を着た状態でもう一度試す
本人が迷う、肩からずれる、物を探しにくい場合は、荷物を減らすか別の形を選びます。
キャリーケースを、歩行の支えにしない。
一般的なキャリーケースは、体重を預ける用途には作られていません。歩行の支えが必要な場合は、本人の状態を把握している医療・介護の専門職に相談し、適切な歩行補助具を確認してください。
FAQ
旅行バッグでよくある確認。
高齢者にはリュックとショルダーバッグのどちらがよいですか?
一律には決められません。両手を空けたい場合はどちらも候補ですが、本人が普段から使い慣れている形、荷物を出す時の姿勢、肩ひもの扱いやすさで選びます。
キャリーケースを杖代わりにしても大丈夫ですか?
一般的なキャリーケースは体を支える用途に設計されていません。歩行の支えが必要な場合は、本人の状態に合う歩行補助具を専門職へ相談してください。
旅行用バッグはいつまでに用意すればよいですか?
到着後に自宅や近所で数回試せる余裕を持って用意します。荷物を入れた状態で歩き、開閉や肩ひもの長さも確認してください。
NEXT STEP
バッグが決まったら、中身を29項目で確認。
薬、予約情報、服装、宿泊用品まで、画面を見ながら準備できます。
